認知症の原因となる病気は他にもいろいろとあります。たとえば、甲状腺機能低下症です。これは、種々の原因により、甲状腺ホルモン分泌が低下したり欠如したりする状態で、無気力、易疲労感、かすれ声、皮膚の乾燥といった症状があらわれるというもので、精神・神経症状があらわれることもあります。

また、下垂体機能低下症と呼ばれる病気も認知症の原因となります。これは、下垂体自体、もしくは視床下部の障害により、下垂体から分泌されるホルモンの分泌低下によって引き起こされます。

また、ビタミン欠乏症の認知症の原因のひとつと考えられています。わらに、細胞にあるミトコンドリアの異常により、骨格筋、心筋、中枢神経系といった部位に障害を起こすミトコンドリア脳筋症も認知症に繋がります。

原因は不明ですが、数年を経過した慢性透析患者にときおり生じる透析脳症により、認知症に陥ることがあります。また、気圧の低下などが原因となる低酸素症、血糖値の下がりすぎによって身体の活動性を維持できなくなる低血糖症、過度の飲酒によって起こるアルコール脳症なども認知症となる原因と考えられています。

母の脳血管障害による認知症とは異なり、これらの病気によって引き起こされる認知症は内分泌・代謝性中毒性疾患によるものです。

 
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