認知症の介護というのは精神的にも肉体的にも負担がとても大きいものです。そういった負担を1人で抱え込まずに、できるだけ楽にすることが介護を長く続けるための大事なポイントです。
そのためにも、周囲の方の協力というのはとても大切です。介護を1人で背負うのではなく、家族や親類、近所の人などにも協力を頼むようにしましょう。たとえば、お年寄りに徘徊がある場合には、あらかじめ近所の人に伝えておけば、みかけたときに引き留めたり、連れて帰ってくれるといった協力をしてくれるでしょう。
また、気軽に相談できる人を持つことも大切です。お年寄りの定期健康チェックや往診を行なってくれるようなかかりつけの医者を持つことが大切です。そういった医者は、そのお年寄りの健康状態から、近い将来どうなるかといったことについて的確にアドバイスをすることができます。
また、訪問看護士、ホームヘルパー、ケアマネージャーといったところに相談するのも良い方法です。1人で不満を抱え込まずに、そういった不満を打ち明けられる、気の置けない友人を持つことも長く介護をする上で大切なことです。
介護を行なう人の中には、恥ずかしくて他人には迷惑をかけられない、と家族だけで問題を解決しようとするケースもあります。しかし、そういった状態では問題はなかなか解決しません。私の場合も、夫と私だけではなく、介護カウンセリングを受けたり、ホームヘルパーの方や担当の医師などにも相談をしたりしていたので、心に余裕を持って母の認知症に対処することができました。