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徘徊

原因と対策

自宅や入所している施設を出て、あてもなくずっと歩き回るような行動のことを徘徊といいます。

徘徊によって、介護者である家族が自宅の周辺をいくら探しても見つからず、体力的には考えられないほど遠くまで行ってしまう場合や、警察に保護されるケースも多くみられます。周囲の介護者からみれば、「あてもなく歩き回っている」と思ってしまうことになりますが、本人にとっては目的地や理由があっての行動だと考えられています。また、物を探して徘徊している場合もあります。そういう時は、本人と一緒になって物を探す手伝いをして、物を探している本人の気持ちを理解することが大切になります。

それとは別に、思考や判断力の障害があるために、何らかの刺激によって気分が高揚したり、不安になって徘徊している場合もあります。そういう時は、周囲が「いっしょに協力して」行う態度で、穏やかに接すると良いでしょう。

探すための工夫

認知症の方が、徘徊して迷子になってしまう場合に備えて、衣服に名札を縫いつけたりお守り袋に住所・氏名を書いた紙を入れておくことをおすすめします。また、普段からご近所や知り合い、近くの交番などにも事情を話しておき、迷子になってしまった場合には協力してもらえるようにしておくと良いでしょう。


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