“認知症介護の悩み”について、認知症ケア専門士が事例とともにわかりやすく解説しています。認知症の症状や知識、予防から介護の方法まで、知っているようで知らない「認知症」を紹介するサイトです。

不眠、異食など

それぞれの具体的な介護の対応法や工夫するポイントをご紹介します。

不眠、昼と夜の取り違え

認知症の中で、特にアルツハイマー型認知症患者に多くみられるが、脳が冴えて夜になっても眠らない「不眠」や、普通の生活とは逆に、夜はなかなか眠らない一方で、昼間はウトウトしたり、昼寝をするような「昼夜逆転」の症状です。
この症状がある方の介護者にとっては、昼間だけではなく、夜中まで対応をしなければならなくなるため、睡眠不足になり、介護負担がより大きくなり、ストレスの原因になることが多い症状だと言われています。

こうした不眠や昼夜逆転の症状は、生体リズム障害の1つのため、夜になったから、早く寝るよう促したり、本人を怒ったりしても効果がないことが多いです。日中は太陽の光を浴びたり、散歩に出たり、夜の眠りにつながるように工夫してあげることが大切です。

異食(異物を食べる)

身の回りにある物を何でも口にしてしまうのは満腹中枢が侵されいたり、味覚の働きが低下していたり、食べられる物の判断がつかないなどの理由が考えられます。異食に気が付いた時点で、別のもの(飴など)と交換してあげると、口にしたものを出してくれるはずです。その他、タバコはや排泄物などを口にしていても、まずは落ち着いて対処しましょう。また、危険なものはあらかじめ本人の行動範囲外に置くことも大切です。

性的な問題、いやがらせ

認知症の人が、介護者や家族に対していやらしいことを言ったり、身体を触ろうとしたり、性行為を迫ったりするという場合があります。でもこれは、高齢、認知症になったからといって、性的欲求が消失するわけではないとも言われています。また、性的欲求を満たすためだけではなく、心理的な孤独感を解消するために、介護者の気を引こうとしたり、介護者にスキンシップを求めたりしている場合もあるようです。
感情的になって非難せずに、あまり気にせずに、少し距離を置いたり、さりげなく話題を変えましょう。


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