“認知症介護の悩み”について、認知症ケア専門士が事例とともにわかりやすく解説しています。認知症の症状や知識、予防から介護の方法まで、知っているようで知らない「認知症」を紹介するサイトです。

「問診」・「身体診察」・「認知機能テスト」・「数々の検査」

問診

医療機関を受診した際、はじめに医師からの問診が行われます。

基本的な問診では、ご本人・ご家族に日々の症状についてお聞きするほか、ご本人との会話を通して記憶力などを確認します。

いつごろから、どのような症状が出てきたのか。現在どのような症状で困っているのか。これまでにどのような病気にかかったことがあるか、治療中の病気はないか、現在服用している薬は何か。などが問診で聴取され、確認される内容です。そ

・病歴聴取

[主訴、現病歴、既往歴、病前性格、生活態度など]

・視診・問診

[表情・着衣・身だしなみ・立ち居振る舞い・行動、精神症状の有無、体験内容、睡眠・摂食・排尿排便など]

身体診察

身体診察では、身体の状態などから「認知症」かどうかを調べます。それに加えて、必要に応じて運動機能や神経の働きを調べることもあります。

・運動機能や神経の働きを調べる検査

[神経学的検査]

認知機能テスト

認知機能テストでは、認知症と間違えやすい「うつ病」や「せん妄」と呼ばれる精神症状ではないか、本当に認知症であるかどうかを評価するため、医師からの質問に答えて、認知機能を客観的に評価します。

認知機能テストは10項目ほどの質問からなり、日時や場所が正確にわかっているか、記憶力や計算能力は正常かどうかなどを調べます。 診察と認知機能テストの結果で、認知症かどうかある程度見分けがついてきます。

「改訂長谷川式簡易知能評価スケール」や国際的に使われている簡易知能テスト「MMSE」を用いて、認知症かどうかを評価します。

数々の検査

上記の診察や検査のほかに、本人の症状や病状にあわせて以下の検査が行われます。

問診や認知機能テストを受け、認知症の疑いがあると診断される場合には、脳画像検査や血液検査など身体検査でさらに詳しく検査し、認知症と間違えやすい疾患と明確に区別したり、どのタイプの認知症なのかを問診やテストの結果も含めて総合的に診断していきます。

・脳の状態を調べる検査

[CT、MRI、SPECT、PET]

・身体の状態を調べる検査

[血液検査、尿検査、心電図検査、X線検査]

・詳しい原因を探す生理的検査

[脳波]

・神経心理学検査

[口頭での質問、時や絵を変えいて検査するなど]

脳の画像検査には、脳の萎縮や出血などを調べるCTやMRI、脳の血流量を調べるSPECT検査、脳の代謝機能を調べるPET検査など多くの検査があります。本人の状態にあわせた複数の検査を繰り返し、その結果から、脳に認知症特有の異常があれば認知症と診断されます。そして、さらには、脳のどの場所でどのような異常があるかなどを調べて、認知症の種類がどのタイプになるのかを診断します。

脳画像検査のほかにも、「血液検査」、「尿検査」、「心電図検査」などの一般的な身体検査も行われます。

 

受診をすすめると、「私は、まだ呆けていない」と拒絶反応を示す高齢者の方も多いようです。こんな時は、もの忘れのために起こっている生活上の不都合を挙げ、「楽になるから行きましょう」「トラブル防止のためにも受診してみませんか?」などと話してはいかがでしょうか。もしくは、「今のままでは私自身が心配。お互い、安心するために行きましょう」と説得するのも良いかもしれません。


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