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せん妄と認知症の違い

「せん妄」とは、身体疾患(急性の脳障害など)が原因となって引き起こされる軽い意識障害のことです。

その障害によって意識がぼんやりとした状態となり、意識がはっきりしない中で動き回ったり、錯覚や幻覚、妄想、興奮などが加わった状態がせん妄の特徴的な症状です。これらの症状は、一見、認知症と似ているので間違われることもありますが、それぞれ本質的には異なった病気です。

認知症との大きな違いは、せん妄は発症時期が特定できるのに対して、認知症は明確には分かりません。つまり、認知症はいつ発症したのかは本人の自覚症状もあいまいな上、家族でさえも、誰にも分からないのです。また、せん妄は症状が1日のうちでも変化しやすく、一時的に意識がはっきりする以外は常に症状が変わります。しかし認知症の場合は、比較的に症状が一定で、時間が経過するにつれて症状が進行していきます。せん妄は病気が改善し、元通りに回復しえる一方で、認知症は改善し元に戻るような場合はあまり多くはありません。

 

せん妄と認知症の違いの特長

■意識の変化
せん妄は、意識が病気によってぼんやりとして、おおむね障害に支配されていますが、認知症では意識自体は正常です。

■発症
せん妄では発症時期が明確で特定できますが、認知症は発症時期はほぼ特定できません。

■経過
せん妄の症状は一過性であるのに対して、認知症では持続的です。

■症状の動揺性
せん妄では、症状の発症によって動揺しますが、認知症では多少の動揺はあっても目立つことはあまりありません。

■精神症状
せん妄では、幻覚が見えたり興奮することが多く、かつ精神状態が変わりやすいことが多い一方で、認知症では同じ精神症状で持続することが多いのが特徴です。


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