“認知症介護の悩み”について、認知症ケア専門士が事例とともにわかりやすく解説しています。認知症の症状や知識、予防から介護の方法まで、知っているようで知らない「認知症」を紹介するサイトです。

お悩み1.これって、認知症のはじまり?

最近おばあちゃんの物忘れがひどくなってきました。これって認知症のはじまりですか?

[お悩み事例]
ここ最近、おばあちゃんの物忘れが一段とひどくなってきました。友達との待ち合わせの場所や時間を間違えたり、昨夜の夕食のメニューを忘れたりします。買い物をお願いしても、頼んだものと違うものを買ってきたりして困っています。

これって認知症のはじまりでしょうか?

解説

人間誰しも、年を重ねることで、脳は老化していきます。名前のド忘れや、待ち合わせの時間や場所の勘違いは、脳の働きの低下によるもので、それだけでは認知症とは言えませんね。

ただ、お友達から連絡がきたこと自体を忘れてしまい、「そんなこと聞いていない」と言ったり、昨夜夕食を食べたことそのものをごっそり忘れてしまう、この場合は、認知症の物忘れによるものと考えられます。出来事全体をすっかり忘れてしまう、これが認知症の初期症状です。

おばあ様の場合は、脳の自然な老化によるものなので、今の段階では日常生活に大きく支障を及ぼすようなことはないので安心して下さいね。買い物をお願いする場合も、きちんとメモを渡せばちゃんと買ってきてくれると思いますよ。


解説者の経歴: 鶴田 美樹 (Tsuruta Miki)

大学在学中、福祉を専攻。卒業後、医療・福祉に特化した人材派遣会社に就職。いち介護スタッフとして、数々の老人系施設に派遣され、介護現場(養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、ディサービス、訪問介護など)を経験。
たくさんのお年寄り(ご入居者)やそのご家族と接し、様々な生き方、想いに触れる。

5年間の現場経験後、自社運営の認知症グループホームの施設開設準備室に異動。行政対応、現場スタッフ採用、入居者募集などを行う。グループホーム開設後は、介護リーダーを務め、スタッフ育成をはじめ、ご家族対応や入居相談業務を行う。

介護現場での勤務の傍ら、会社本部の教育研修部のアシスタントマネージャーの役職を担う。現場経験の少ないスタッフや社員のスキルアップやメンタルフォローなど約3年間行う。
【保有資格:認知症ケア専門士、社会福祉士、介護福祉士】

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