“認知症介護の悩み”について、認知症ケア専門士が事例とともにわかりやすく解説しています。認知症の症状や知識、予防から介護の方法まで、知っているようで知らない「認知症」を紹介するサイトです。

認知症の方のための施設の違い

施設を選ぶ際に、それぞれの施設の違いやどの施設が希望を満たしているのかなど、その判断はつけにくいものです。特に認知症の方のための施設を選ぶ場合は、本人が施設を選べる状況にないケースも多くあります。その場合、家族や親族が本人の立場を想像しながら施設を選ぶことも多いのではないでしょうか。本人の状態と施設のサービス内容が希望通りでない場合には、認知症が進行してしまう危険性もあるので、施設の特徴を理解したうえで、求めるサービスや環境を明確にしながら慎重に検討する必要があります。

認知症の方のための施設の特徴と違い

認知症の方のための施設の特徴です。

特別養護老人ホーム

施設の概要・特徴

日常生活の介護や機能訓練、レクリエーションなどがサービスの中心。常時介護が必要で、自宅での介護が困難な方のための施設。

特徴

対応できる医療が限られるため、病気や症状によって入所できない場合もある。

メリット

・入所費用が比較的安い
・終身利用できる

デメリット

・入所待機者が多い
・認知症では要介護度が4か5といった生活全般に介護が常時必要な方でないと入所が難しい状況

入所受け入れ:認知症の症状の度合い

重度でも入所可能

1ヶ月の利用者負担額:目安

6万~15万円

介護老人保健施設

施設の概要・特徴

症状が安定した状態にあり、介護やリハビリが必要な方のための施設(入所期間が原則3カ月)

特徴

・リハビリを中心とした医療サービスが受けられる
・在宅復帰を目指した生活を送る

メリット

・症状や病気のために、入所を断られることが少ない
・リハビリケアが受けられる
・病院退院後に入所できる

デメリット

・入所期間が限定されている(3ヶ月間)

入所受け入れ:認知症の症状の度合い

重度でも入所可能

1ヶ月の利用者負担額:目安

8万~15万円

グループホーム(認知症対応型共同生活介護)

施設の概要・特徴

認知症の中でも比較的元気な5~9人程度を、小規模施設や住宅に集め共同生活を行う施設サービス

特徴

・認知症であることが入所条件
・少人数で家庭的
・家族が出入りしている
・外出の機会が多い
・居間がゆったりとしたつくり
・利用者がリラックスしている

メリット

・認知症の方の専門施設
・身の回りの物を持ち込める
・共同生活中心のため1人暮らしの不安がない
・看取り体制がある

デメリット

・地域密着型のため、住民票がある地域の施設しか入居できない
・身の回りのことができなくなると退去しなければならない
・共同生活に抵抗があると難しい

入所受け入れ:認知症の症状の度合い

軽度のみ入所可能

1ヶ月の利用者負担額:目安

15万円前後
(入居一時金が必要な場合もあり)

有料老人ホーム

施設の概要・特徴

通常10人以上の方が入所していて、食事や入浴をはじめ、日常生活に必要な全てのサービスを提供する施設

特徴

・リハビリをはじめ、認知症ケアや医療ケアが受けられる
・入居者の状態やニーズに合わせて、ケア以外にも多様なサービスプログラムを提供する
・専門医師の訪問をはじめ、スタッフが認知症を勉強している

メリット

・認知症ケアが充実している(リハビリ、症状進行予防対策プログラム、認知症療法、ケアなどの多種多様な工夫)
・施設によって認知症対応フロアがある
・認知症以外の医療ケアも連携対応している
・終身介護を保障している
・プライバシーが守られている
・セキュリティがしっかりしている

デメリット

・施設や場合によって、他の方への迷惑行為があると退去を求められる
・集団生活のため、他の認知症の方から影響を受ける可能性がある

入所受け入れ:認知症の症状の度合い

軽度~重度
(施設によって条件が異なる)

1ヶ月の利用者負担額:目安

15万~35万円
(入居一時金:なし~数千万)

ショートステイ

施設の概要・特徴

家族の都合で家庭での介護が一時的にできない場合の短期入所施設で、介護サービス、機能訓練、治療などを行う(介護保険適用の場合、連続利用できる目安は30日間)

特徴

・症状や家族の事情に合わせて、その都度、施設やサービス内容を選べる

メリット

・一時的な在宅介護者向けサービスのため、気軽に利用できる

デメリット

・人気が高いため、1~2カ月前に予約をしないと利用できない施設が多い

入所受け入れ:認知症の症状の度合い

軽度~重度
(施設によって条件が異なる)

1ヶ月の利用者負担額:目安

施設の種類、利用する部屋のタイプ、要介護レベル、症状や状態、利用日数によって異なる

誰にとってもオススメな施設は、有料老人ホーム

施設別の違いや特徴から、入居者となる認知症の方にとって本当に良いと思える施設はどこなのかを考えましょう。もちろん、その方の生活背景や経済状況、症状の度合いによって、入居できない場合もあります。

しかし、間違いなく言えるのは、誰にとってもトータル的にオススメできる施設は有料老人ホームであるということです。
それは、入居者の方に適した専門性の高い介護ケアが受けられる施設であることが大きな理由です。専門性の高い介護ケアは他の施設でも実施していますが、入居者の方の希望や状態に合わせて、これ以上症状が進行しないような予防プログラムや多種多様な療法、幅広いサービスを提供するなど、工夫を凝らした介護ケアを個別に手厚く行っているからです。それに加えて、リハビリテーションに必要な設備があったり、専門家と連携していたり、症状改善を見込んだ生活があるからです。

有料老人ホーム施設によっては、認知症の方の専用フロアを設けて他の入居者の方と居住スペースを分けて、認知症の方の対応を経験豊富なスタッフが担当したり、同じような症状の方と接することで症状改善の機会につなげたりといった配慮もあります。

また、認知症の症状が悪化してしまう場合や、万が一、他の病気を患ってしまった場合であっても、ほとんどの有料老人ホームなら対応可能なので、入居者のご家族も安心ですよね。そういった「もしも」の時でも任せられる信頼を寄せやすいのも、有料老人ホームならではの良さです。

お一人おひとりにあわせたサービスを受けることができ、メリットを感じられる、そして入居者とご家族が安心して過ごせる生活が保障されているのが有料老人ホームです。

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